パルミジャーノ・レッジャーノ2種類


チーズに詳しくない人でも名前だけは聞いたことあるくらい有名なイタリアのチーズ「パルミジャーノ・レッジャーノ」で写真のカットしてある状態でも20cm以上ある巨大チーズ。しかし今回のは普通のものではなく、とても稀少で特別なもの。
まず写真奥(どちらも見た目はほぼ同じですが)「パルミジャーノ・レッジャーノ ラ・ヴィッラ(38ヶ月熟成)」「ラ・ヴィッラ」とは生産農家の名前で最近様々な食品でも流行り(?)のオーガニックのものです。牛の餌などが違うようで、そうなると当然その牛から出るミルクも変わってくるわけです。38ヶ月と長期熟成特有のアミノ酸(旨み成分)の白い結晶ができていて、締まっていて硬くもろい中にシャリっとした結晶を感じることができます。味はミルクの充分な旨み、甘みが出ていてチーズ特有の酸味はほとんど感じず、とても美味しかったです。後味もミルクの甘〜い味の余韻がいつまでも続きます。
写真手前は「パルミジャーノ・レッジャーノ ヴァッケ・ロッセ(29ヶ月熟成)」「ヴァッケ・ロッセ」とは「赤牛」という意味でエミリア地方伝統の赤毛牛(レッジャーナ)の事を指しています。この牛のミルクを使用している生産者はわずか4軒で、殆ど市場には出回らない為「パルミジャーノ・レッジャーノの中のロールスロイス」と言われる高級品のようです。↑上のものより9ヶ月熟成期間が短い為かアミノ酸の結晶は若干少なくしっかりした感じ。酸味も少しありますがミルクの旨み、甘さとのバランスが調度よく一度食べだすと止まらなくなります(笑)。こちらの後味もミルクの甘〜い味の余韻がいつまでも続きます。とにかくミルクの風味が豊かでやはり普通の「パルミジャーノ・レッジャーノ」とは違うように思います。
明らかに2つは違う味ですが、どちらが美味しいかというと、とても迷います。どちらも美味しいというのが一番適切な答えかも(笑)

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