サント・モール・ド・トゥーレーヌ


久しぶりのチーズカテゴリーです。今日のチーズはフランスのトゥーレーヌ地方産のシェーヴル(山羊のミルクで作ったチーズ)「サント・モール・ド・トゥーレーヌ」です。
このチーズの特徴は写真でもわかるように真ん中にワラが1本通っていることです。しかし写真のチーズは半分に切った状態で、分かりやすいようにワラを元に戻してあります。だから本来ワラは外側からはほとんど見えません。もともとは製造工程で型崩れ防止とかチーズの呼吸を助けるためのものだったようですが、現在はこれがAOCの目印になっているようです。更に驚くことにこのワラ、こんな細いものにちゃんと字や数字が書いてあるのです。↓

「AOC STE MAURE DE TOURAINE 410431…」AOCは「原産地呼称統制」の意味。その後はこのチーズの名前で、最後の数字は生産者番号です。
肝心の味はミルクの甘み、コクとシェーヴル特有のほのかな酸味のバランスがよく、爽やかな印象でとても美味しいです。しかも今回のは今流行り(?)のトロっとしていく熟成方法なので部分的にトロっとミルキ〜な感じでした。シェーヴルは熟成状態によって味わいが変化していきます。若いものだと水分もあって柔らかめで酸味がきいています。一般的な熟成方法だと熟成が進むにつれてしっかり締まった状態になって酸味が穏やかになりミルクの甘みやコクが出てきます。更に先に行くとナッツのような香りがきいてきます。これからの季節、シェーヴルが美味しくなっていくので今後が楽しみ♪
そういえば、今回アルコールは「キリン 一番搾り」と合わせました。本来軽めの赤ワインなどがいいかもしれませんが、ビールでも結構良かったです。

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